オレは今、成田駅前にあるメルキュールホテルの最上11階から街の明かりを見おろし、スペイン製の安ワイン「ドン・ロメロ」を飲みながらこの文章を書いている。
マンションにともるひとつひとつの窓に人々の生活や愛憎劇があると思うと気が遠くなりそうだ。
そうやって自分の人生を俯瞰してみると、
オレの人生は旅そのものだった。
世界100カ国を旅し、今年は黄泉の国までいった。
そこから生還して、また人間世界を旅できることを心から幸福に思う。
いよいよ明日、タイへ旅立つ。
タイはもう5、6回いっているのだが、なぜ今回タイなのかというとわけがある。
いつもは3ヶ月とるバケーションを、1月と3月に分けた。
その理由は、体調管理と執筆に集中するためだ。
重いジューサーを持ち歩くわけにはいかないし、赤ひげ堂も3ヶ月もあけないほうがいい。
新鮮な酵素がとれるフルーツの豊富な南国であること。
短期間なので、長距離移動しないですむところ。
美しい海以外はなんにもないところ。
それらの条件に適した場所としてタイの秘島が選ばれた。
タイの南部にあるプーケットに直接飛行機ではいり、
そこからバスで南下して、いちばん居心地のいい秘島をさがす。
今のところ候補は、シミラン島、ポダ島、シボヤ島、ジャム島、ランタ島、ンガイ島、ムック島あたりだ。まずンガイ島からあたってみるつもりだ。
いちおうネットのつながる環境を探すつもりだが、
犬小屋みたいなバンガローかもしれない。
1/6～2/6まで電話はつながらないが、ときどきメールは見るようにします。
ブログは基本的にお休みします。（ネット環境しだいでときどき書く予定）
「ＡＫＩＲＡの旅が無事でありますように」
なんて、祈らないでほしい。
きみを笑わせるネタをひっさげてもどってくるから、
「ＡＫＩＲＡの旅が波乱万丈でありますように」と祈ってくれ。
ではでは2月のライブでまた会いましょう。
いってきま～す！
チョーだめな人間が一瞬だけ輝くときがある。
それは旅立ちのときだ。
「旅立ちの歌」
もしも君が傷ついたり
つまずいたり へこんだら
青いネガは部屋に捨てて
旅に出てみないか
空に抱かれ 海に抱かれ
陸に抱かれ 夢見る
見知らぬ街 見知らぬ人
見知らぬ自分
せまいせまい平均台 列にならんで
背中押されどこへむかう
落ちろ落ちろ！ そして目覚めろ
地面が君を受けとめる
風のように 鳥のように
川のように歌うよ
へたくそでも君にとどけ
旅立ちの歌
もしも君がひきこもって
つらい思いするなら
冷めた涙雨に流し
旅に出てみないか
森と遊び 虹と遊び
影と遊び 見つける
変わる景色 変わる気持ち
変わる自分を
走る走る暴走列車止まらないなら
窓を開けて外へ飛びだそう
逃げろ逃げろ！ そして旅立て
大地が君を歩ませる
花のように 草のように
月のように歌うよ
つたなくても君にとどけ
旅立ちの歌
まわるまわる星のうえで旅をつづける
人生はめぐる輪のように
生まれ死んで 生まれ死んで 生まれ
もう一度君と出会うんだ
君のままに 在るがままに
愛のままに歌おう
不器用でも天にとどけ旅立ちの歌
へたくそでも君にとどけ旅立ちの歌
つたなくても君にとどけ旅立ちの歌
ラララ
